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2025.1.24 48 views
姫路駅周辺の姫路おでんの店4選|「おでん×生姜醤油」が特徴的な姫路のソウルフード
姫路には穴子や地酒など、いくつもの“郷土の味”があります。「姫路おでん」もその一つ。出汁を利かせた関西風おでんに“生姜醤油”を付けて食べるこのグルメは、年がら年中、市民が愛してやみません。今回は、各線姫路駅から徒歩10分圏内で行けるお店のなかから、英語メニューに対応している4店舗を厳選!出汁・具・オリジナルメニューの違いに注目して。
■姫路おでんとは?
おでんとは、練り物や大根、こんにゃく、肉などの具材を入れて煮込んだ日本の伝統料理のこと。日本人の間では、冬の定番料理として家庭でも親しまれています。
日本全国47都道府県、それぞれの地域で出汁も具材も異なり、姫路ではかつおや昆布からとった和出汁をベースにしたおでんに、すりおろし生姜に醤油を加えた“生姜醤油”を合わせていただくのが一般的とされています。
この「姫路おでん」は、地元民にとっては冬に限らず、年中食べる機会のあるソウルフード。具材を生姜醤油に付けながら食べたり、おでんにたっぷりとかけたりと、一言でまとめられないほど、いろんな楽しみ方があります。
1.じごろ小廣
JR姫路駅東口からおみぞ筋商店街の入り口に向かって歩くこと約2分。飲食店が入ったビルが集まるこの並びの一角にあります。赤い横断幕出ていたら営業している証拠です。
「じごろ小廣」は、播州のグルメを集めた地料理居酒屋。ひね鶏をポン酢で和えた「ひねポン」や地元産の「焼き穴子」といった“姫路の味”を、地酒と一緒に楽しめるのが魅力です。
なかでもお店のイチオシが「姫路おでん」。15種類以上の具材を常時スタンバイし、冬季は白子や牡蠣といった海外ではなかなか口にすることのない魚介ネタも用意されています。国籍問わず、多くの人がオーダーするという人気メニューが『白鷺盛り』。卵、大根、地ダコ、穴子、ちくわと、地元が誇る食材5種を使った贅沢な盛り合わせです。
甘めのおでん出汁には、ちょっぴり辛口な『奥播磨』を組み合わせるのがおすすめ!生姜醤油のピリッとした辛みも相まることで、日本酒の香りがより一層引き立ちます。日本酒を飲み慣れていない人も、酒米にも水にも恵まれた播磨の地酒が持つキレのある味わいを、ぜひここで味わってみませんか?
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2.家庭料理居酒屋 YURURI
山陽姫路駅から5分ほど足を延ばした白銀町にあるのは「家庭料理居酒屋 YURURI」。「国籍問わず、自慢の創作料理や姫路の家庭料理を気軽に食べに来てほしい」と、海外からのお客さんもウェルカムなのが特長。店名やメニューに英語を取り入れる傍ら、壁やコースターには江戸絵画を採用し、随所に“日本らしさ”を感じさせる工夫も。これには「どこで購入できるの?」と興味を持つお客さんも多いのだとか。
調理全般は、日本の伝統的な懐石料理屋でも経験を積み、長年和食に携わってきた店主が担当。和食をベースに、自由なアイデアも盛り込んだ創作料理が、地元の人から外国観光客にまでヒットしています。
看板商品の姫路おでんは、かつおと昆布の合わせ出汁に、穴子出汁を使うのが同店流。3つの素材のうま味が重なり深みはありつつも驚くほどにクリアで、10種類ある具材すべてによく合います。
「姫路おでん」を得意の創作料理にアレンジした『姫路おでんラーメン』も見逃さないで。見た目は醤油ラーメンですが、ゴクゴクと飲み干してしまいそうなほどあっさり。姫路おでんの秘伝の出汁をベースに、醤油とゴマ油で味を調えたこの味は、姫路らしさもありながら、屋台で食べる昔の日本の味・中華麺のような味わいも。一度にいろんな“和食の魅力”が感じられる一品です。
創作料理が得意な店主が切り盛りする「家庭料理居酒屋 YURURI」では、メニューにのっていない“裏メニュー”も豊富にスタンバイしています。食を通じて、姫路の家庭を少しだけのぞき見ては。
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3.姫路の地酒と姫路おでん本舗
電車や新幹線までの待ち時間、ちょっとした小休憩には、「ピオレ姫路おみやげ館」内にある「姫路の地酒と姫路おでん本舗」がおすすめ!JR姫路駅中央改札口から徒歩30秒というアクセスのしやすさが魅力で、時間対問わず、スーツケースをひく観光客の姿が見られます。
5店舗が並び、120もの席を完備するフードコート「播州うまいもん処」にある同店。「なるべくいろんなものを気軽に試してもらえるように」との思いから、セットメニューが充実しているのもこの店ならではの特徴です。『官兵衛さん』『秀吉さん』『信長さん』の3種類のおでん盛り合わせのほか、地酒とおでんが楽しめる『ちょい飲みセット』もあり、昼からアルコールがいただけるのもうれしいですね。
姫路城をかたどった“お城こんにゃく”は、全ての盛り合わせに入る人気ネタ。ほかにも、姫路の特産品である練り物とレンコンを組み合わせた『官兵衛れんこん棒』など、この町らしいメニューも入ります。お得なセットメニューのほか、150円、200円、250円の単品のおでんメニューも用意しています。
テイクアウトにも対応しているので、店内でゆっくり味わう時間がないときやホテルに持ち帰りたいときに利用するのもGOOD!お昼でも夜でも、「姫路おでんを食べてみたい」と思ったときにぜひ。
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姫路の地酒と姫路おでん本舗
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4.おでんと串かつ 姫路のお店
昭和レトロな雰囲気を漂わせる姫路駅近飲み屋横丁「のれん街」にある「おでんと串かつ 姫路のお店」。おでんと書かれた赤い提灯が灯るこのお店には、「姫路おでん」と本場大阪に負けない揚げたてふわふわの串カツ、そしてそれらに合う100種以上のドリンクがそろいます。
日本では普段行くお店のことを“行きつけ”と呼びますが、このお店も地元民にとってはその存在の一つ。常連客の目当ては、メニュー表に並ぶおでんや串カツ、姫路B級グルメ『ちゃんぽん焼』といったご当地グルメの数々です。
おでんは、たっぷり7種の具材が楽しめる『おでん7点盛り』が人気どころ。ひたひたに出汁が染みた具に辛みが利いた生姜醤油をたっぷりかけて食べるのがおすすめです。このほかにも5種類の具材、計12種類ほどのラインアップがそろうので、全制覇すればお腹も心もいっぱいになること間違いなし。地元民が愛するその味を、実際に自分の舌で確かめて!
DATA
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- 営業時間
- 11:00~23:15(フードL.O.22:30、ドリンク22:45)
- 定休日
- 1月1日