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【2025年10月14日・15日】「灘のけんか祭り」開催!豪華な屋台や迫力満点の練り合わせに注目

日本の多くの地域では、毎年秋に「秋祭り」が行われます。これは五穀豊穣(豊作)への感謝や、地域の安全・繁栄を祈るための伝統行事です。太鼓や笛の音に合わせて神輿(みこし)や屋台が町を練り歩き、地域の人々が一体となって盛り上がります。華やかな装飾や勇壮な掛け声は、日本の季節行事を象徴するものの一つです。今回は、兵庫県播磨エリア各地で開催される「播州秋祭り」の中でも大勢の人々が見物に訪れる「灘のけんか祭り(松原八幡神社秋季例大祭)」を紹介します!

・灘のけんか祭り(松原八幡神社秋季例大祭)

兵庫県播州地域の秋の風物詩「灘のけんか祭り(松原八幡神社秋季例大祭)」。例年10月14日・15日の2日間行われ、十数万人もの人々が訪れる地域最大級のお祭りです。

14日の「宵宮(よいみや)」は、灘地区旧七ヶ村の屋台がそれぞれの地村を練り歩き、11:00ごろから次々と松原八幡神社に宮入りしていきます。その後、神社境内や楼門前の広場で、各村の豪勢な屋台が激しく練り競う屋台練りが日没まで行われます。

15日の「本宮(ほんみや)」は、松原八幡神社に練り番※を除く6つの村の屋台が宮入した後、最後に「一の丸」「二の丸」「三の丸」の神輿幟を掲げた練り番(2025年は中村)が宮入りします。そして3基の神輿が拝殿から練り出され、神社境内において激しくぶつけ合う神事が行われます。その後、舞台を御旅山へと移し、山麓の広畠でも、神輿のぶつけ合いや屋台の練り合わせが繰り広げられます。

※練り番とは…神輿練りを当番すること。7つの村が1年ごとに担当する

神輿合わせをじっくりと観るなら、御旅山山頂へ登る道中がおすすめ。宵宮の楼門到着時は特に元気がよく、男衆が一年間待ちに待った喜びを爆発させて屋台を練り合わせる様子が迫力満点です。

「けんか祭り」の由来は諸説ありますが、神輿をぶつけ合う様子がまるでけんかをしているように見えることからそう呼ばれるようになったとか。熱気が伝わってくる威勢のよいかけ声とともに秋の祭りを楽しんで。

★祭り飯

「灘のけんか祭り」の定番飯といえば「このしろ寿司」やシャコ(地元ではシャクとも呼ぶ)、ワタリガニなど。ただし、「このしろ寿司」は各家庭で作るもので、一般の人が食べる機会はなかなかなく、シャコやカニは高値で売られるため、手が届きにくいところ。

そこで地元の人がおすすめする祭りグルメは、松原屋台蔵前の老舗「小松屋」の甘酒。祭り当日に男衆が甘酒をたしなむそうで、地元では「こまっちゃ」と親しまれています。自慢の味噌田楽も要チェックです。

■開催期間
2025年10月14日(火)・15日(水)

■開催場所
松原八幡神社 MAP

■アクセス方法
山陽電車「白浜の宮駅」から徒歩約5分。公共交通機関でご来場ください

※松原八幡神社の公式HPはありません。類似サイトにご注意ください

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