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5分で分かる姫路城の歴史|いつ・誰が・何のために作ったの?なぜ世界遺産に?

2023年12月には世界遺産登録30周年を迎え、さまざまな催しが開催され、さらなるにぎわいを見せる姫路城。国内外から年間100万人もの観光客が訪れ、白く美しい威厳ある姿で人々を魅了します。本記事では、これから姫路城に行く人にサクッと読んでもらいたい、姫路城の歴史や特徴を簡単にまとめました♪

・姫路城の概要

世界文化遺産に登録される名城「姫路城」。白鷺(しらさぎ)が羽を広げたような優美な姿から、地元姫路市民からは「白鷺城」の愛称で親しまれています。

まずは姫路城のプロフィールから見てみましょう。

 姫路城のプロフィール
別名 ・白鷺城(しらさぎじょうorはくろじょう)
・出世城
・不戦の城
建築  1346年(伝)
初代城主  赤松貞範(伝)
最後の城主  酒井忠邦(1868年)
指定文化財 ・国宝
・重要文化財
・特別史跡
・ユネスコ世界文化遺産
アクセス  JR姫路駅・山陽姫路駅から徒歩約20分

・姫路城はなぜ世界遺産に?

姫路城は1993年12月11日、奈良県の「法隆寺地域の仏教建造物」とともに、日本で初のユネスコ世界文化遺産に登録されました。

登録の理由は、姫路城の美的完成度が日本の木造建築の最高位にあり、世界的にも他に類のない優れたものであること。国内はもとより世界的にみても貴重なレガシーなのです。

指定文化財一覧
1928年  姫路城跡が史蹟に指定
 1931年 ニの渡櫓など74棟が重要文化財に指定
 1956年 姫路城跡が特別史跡に指定
 1951年 大天守、東小天守など8棟が国宝指定
 1993年 日本初の世界文化遺産として法隆寺地域の仏教建造物とともに登録

・姫路城はいつ誰が作ったの?

姫路城のある姫山に最初に縄張を定めた(砦を築いた)のは、南北朝時代の播磨国守護・赤松則村(円心)(あかまつのりむら)。その後、1346年に息子の貞範(さだのり)が本格的な城を築いたのが始まりといわれてきました。

しかし、確かな資料で姫路城が表舞台に出るのは戦国時代になってから。1561年には姫山に城があったことが確認できることから、姫路を治めていた黒田重隆・職隆父子が主君・小寺政職の許しを得て、御着城の出城(本城の防御を固めるために築かれた小規模な城)として築いたのが最初だという説もあります。

・姫山に砦を築いた赤松則村

初めて姫山に姫路城の砦が築かれた1333年といえば、鎌倉幕府が滅亡した年。この戦乱の世に、赤松則村が後醍醐天皇側として、つまり反鎌倉幕府として挙兵し、姫山に砦を築きました。

赤松則村は、姫路城の歴史を語る上で外せない人物です。赤松氏(うじ)の4代目当主として、また「元弘の乱」の際は護良親王(もりよししんのう/もりながしんのう)の命で後醍醐天皇側の武将として活躍。鎌倉幕府滅亡後は播磨守護となりました。

しかし護良親王が失脚すると、則村の立場も悪くなります。ところが1336年には再びチャンスが訪れ、足利尊氏の側近として再度播磨守護職を授けられ、播磨各地に防衛拠点を築き活躍しました。

・初期の姫路城を築いた赤松貞範

姫路城は改修、増築を経て今の形に至りますが、基礎となる姫路城は、姫山に砦が築かれてから13年後の1346年(室町幕府の時代)に赤松貞範が築いたと言われています。貞範は砦を築いた赤松則村の次男で、父と同じく後醍醐天皇、足利尊氏を主君として活躍した武将です。

1441年には「嘉吉の乱」で赤松氏が断絶し、山名持豊(やまなもちとよ)が播磨守護に。しかし、1467年の「応仁の乱」で再興した赤松政則が播磨国を取り返し、その後はまた赤松氏側の武将・小寺氏が姫路城主を務めます。

・黒田官兵衛と姫路城の関係は?

戦国史に名を残した名軍師・黒田官兵衛(くろだかんべえ)の名をご存知の方も多いでしょう。

姫路城は初期から赤松氏一門・宇野氏庶家の小寺氏が城主を務めてきましたが、1566年ごろから赤松氏内で内紛とも呼べる対立が起こり、織田信長まで介入する戦いに発展。紆余曲折を経て、小寺氏の家臣であり官兵衛の祖父にあたる黒田重隆(しげたか)が小寺氏の命により城主となりました。

1546年には黒田孝高(官兵衛)が家督を継ぎ、姫路城14代城主に。1569年「青山・土器山の戦い」では3,000の敵襲に300の兵で打ち勝つなど手腕を発揮します。

・秀吉と姫路城の関係

黒田孝高は、秀吉に「播州統治の要所」として姫路城を献上し、1580年に羽柴(後の豊富)秀吉が姫路城の城主となりました。

3年の間城主となった秀吉は、天守をもつ石垣作りの城を築き、さらにこの時期に城下町も形成されました。秀吉と言えば大坂城のイメージですが、実は大坂城へ移る数年前は姫路城にいたことになります。

そして秀吉が茶会を開いたり、明智光秀(あけちみつひで)を倒し天下人として大坂城へ拠点を移したことから、天下統一を成し遂げる礎(いしずえ)となった姫路城は「出世城」とも呼ばれています。

・江戸時代は誰が城主に?

秀吉の死後、関ヶ原の戦い後は誰が姫路城の城主となったのでしょうか?

結論としては、1600年に池田輝政(いけだてるまさ)が城主となり、城を増強しました。この改修の際に外壁が白くなったと言われています。

その後、1617年に本多忠政(ほんだただまさ)が城主となり、三の丸、西の丸などを増築。より一層、西日本の要所として姫路城は重要な役割を担うようになります。

・姫路城はなぜ白鷺城?

姫山の頂に築かれた姫路城はこの地域一帯でひと際高く、姫路のまちを見下ろしています。

大天守を筆頭に、城の外壁や屋根瓦の目地が白漆喰で塗られ、あたかも白鷺(白いサギの総称)のように見えることから、親しみを込めて「白鷺城」と呼ばれるようになったとか。

そして、城全体に塗られている白漆喰は防火・防水の効果があると言われており、美しいだけではなく、火縄銃の射撃によって延焼しないように採用されました。

・輝きを取り戻した「平成の大修理」

提供:マルイチ株式会社

1964年に完了した「昭和の大修理」以降、経年劣化で傷みが進んでいた姫路城。2009年10月には、再び大規模な改修工事「平成の大修理」が行われ、外壁のしっくいの塗り替えや屋根瓦のふき替え、耐震性を高める補強も行われました。

工事期間は2015年3月までの約5年半で、事業費はなんと約28億円。うち10億円は姫路市が負担し、募金活動や「ふるさと納税制度」も導入されました。

修理後は「あまりにも白い」と話題に。白鷺城の名にふさわしい輝きを取り戻しました。

・姫路城に妖怪がいるって本当?

実は姫路城には、長壁姫や刑部姫(おさかべひめ)と呼ばれる女性の妖怪がいると江戸時代から言われています。

この妖怪は城主に城の運命を伝えたり、怪奇現象を引き起こしたり、はたまた宮本武蔵(みやもとむさし)が妖怪を退治した際の怨念であるとも言われるなど、謎に包まれた言い伝えがたくさんがあります。

刑部姫の正体はキツネ、人霊、姫山の神など多くの諸説がありますが、いずれも複数の古い書物や怪談集などに登場しています。

また、姫路城を建てた姫山に当初祀(たてまつ)られていた刑部神社を城外に移した祟(たた)りだという噂も池田輝政の時代に出回り、今では大天守最上階に刑部神社が祀られています。

・姫路城は不戦の城?

気になるのが、大政奉還など幕末からの大戦で姫路城はダメージを受けなかったのか?ということ。

姫路城は幕末に新政府軍に囲まれ、岡山藩から威嚇砲撃を受けて無血開城(戦闘を行わず、守り手が攻め手に城を明け渡すこと)し、姫路城を明け渡します。

また、太平洋戦争では空襲で甚大な被害にあい、姫路城内にも着弾しましたが、焼失せずに済みました。姫路城の白い外壁は目立つため、大戦中は黒い網をかけ、目立たないようにしたという記録もあります。

その結果、姫路城はほぼノーダメージで現存。このような経緯から「不戦の城」とも呼ばれています。

・映画やドラマのロケ地としても人気

映画、ドラマ、CM、TV番組のロケ地としても人気の姫路城。ロケが行われた主な映画やドラマを紹介します。

■映画

・「影武者」1980年、黒澤明監督
・「007は二度死ぬ」1967年、ショーン・コネリー主演
・「隠し剣 鬼の爪」2004年、永瀬正敏主演
・「大奥」2006年、仲間由紀恵主演
・「カムイ外伝」2009年、松山ケンイチ主演
・「天地明察」2012、岡田准一主演
・「超高速!参勤交代リターンズ」2016年、佐々木蔵之介主演
・「引っ越し大名!」2018年、 星野源主演
・「燃えよ剣」2019年、岡田准一主演

■ドラマ

・「暴れん坊将軍」1978年~2002年、テレビ朝日
・「武蔵 MUSASHI」2003年、NHK
・「水戸黄門」1969年~2011年、TBS
・「大奥」2003年~2019年、フジテレビ
・「忠臣蔵」2004年、テレビ朝日
・「青天を衝け」2020年、NHK

■動画

・「ALL HOURS × HIMEJI Castle with SAKURA」2023年、JO1

・ARアプリと一緒に姫路城を探索しよう!

iOSやAndroidで楽しめる「姫路城大発見アプリ」が無料でリリースされています。

これを姫路城にある「ARアプリポイント」にかざすと、向屋敷や御殿の再現CGのほか、狭間や石落としなど、さまざまな解説を見ることができます。

実物を前に、姫路城の歴史を体験できるのでおすすめです。
➡︎アプリの詳細はこちら

■アプリ「姫路城大発見アプリ」を無料ダウンロード
➡︎Andoroid版はこちら
➡︎iOS版はこちら

・姫路城の年間イベントをチェック!

姫路城では、年間を通してさまざまなイベントが行われています。姫路の初夏の風物詩になっている「姫路お城まつり」や季節ごとのライトアップ情報など、詳細は公式HPでチェックして。

■姫路城で開催されるイベント情報
➡︎姫路城の公式HPはこちら

「出世城」、「白鷺城」、「不戦の城」という名の通り、数々の歴史や伝説、魅力を持ちあわせた姫路城。日本の宝、そして世界の宝にまで発展した歴史のロマンを感じながら、散策してみてはいかが?

■詳細情報

DATA

姫路城

  • official
  • Yes
  • No
  • Wi-Fi
    Wi-Fi
  • Toilet
    トイレ
  • locker
    ロッカー
  • Restaurant On-site
    レストラン
  • Parking
    駐車場
  • foreign language brochure
    パンフレット
住所
兵庫県姫路市本町68
営業時間
イベント期間等以外は24時間開放
※姫路城内の有料区域は9:00~17:00(最終入城受付は16:00)※季節により変動あり
定休日
12月29日・30日
料金
大人(18才以上)1,000円/小人(小学生・中学生・高校生)300円
決済方法
現金 / VISA / MASTER / JCB / AMERICAN EXPRESS / Diners Club / 銀聯 / nanaco / iD / 楽天Edy / WAON / QUICPay / 交通系IC / QRコード決済
電話番号
079-285-1146
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この記事は2023年7月18日現在のものです。最新の情報とは異なる場合があります。

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