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【平凡を愛するパリっ子】青春18きっぷで日本横断中!その土地のルーツや芸術を巡って
書写山の休憩所でアイスを頬張るキュートな2人組を発見!赤いバンダナがかわいらしいEmma(エマ)と、丸メガネが似合うAury(アウリー)。「Bonjour!」と聞こえてきそうなこのオシャレさんはもしや・・・と予想が的中!パリからやってきた芸術肌の2人が教える、日本の楽しみ方とは?
Q.日本横断の計画は?
7月末に日本に着いて、そこから1カ月かけて、東京、名古屋、大阪、奈良、姫路、広島、福岡、熊本、鹿児島、京都と巡る予定よ。私たちは学生でお金がないから、ローカル列車で日本を横断中なの。「青春18きっぷ」ってネーミングとっても素敵よね!時間こそかかるけれど、新幹線では見逃してしまいそうな海や田園風景が眺められて大好き。のどかな景色に癒やされているわ。
私(Emma)はアートヒストリーを専攻しているから、旅の道中では美術館や歴史資料館にも立ち寄る予定よ。「人気の観光地を巡りたい」って言う人も多いけど、私たちにとってはその土地のルーツや芸術を理解するのが旅の意義なの。広島では「原爆ドーム」、鹿児島では「維新ふるさと館」に行こうと思っているわ。
Q.ところでなぜ日本へ?姫路のどこが印象的だった?
昔から2人ともジブリが大好きで、作品の中に出てくる日本の建物や風景、食べ物を見ては憧れを抱いていたの。名古屋では念願のジブリパークにも行ったわ!
石造りの建物が目立つフランスとは違って、日本は歴史を感じる木造建築が多いから興味深いわね。姫路城も威厳さや迫力があって圧倒されたわ。木造建築の最高傑作と言われているのも納得ね。
姫路駅は結構大きいし、外に出た時はビルも多くて都会的!と感じたけれど、目線の先には古き良きお城がどんと構えていて、そのコントラストも美しかったわ。姫路は道が広くてそこまで混雑もしていないし、お気に入りの都市の一つよ。
書写山は静寂に包まれていてまるで別の世界に来たみたい。こんなに大きなお寺は見たことがなくて驚いたわ。
Q.気分は姫路民!アーモンドトーストのお味は?
今朝の朝食は、ゲストハウスのオーナーが教えてくれた姫路のご当地グルメ「アーモンドトースト」を試してみたの。トーストにたっぷりのアーモンドバターっておいしくないわけないわよね♪フランスには「アーモンドクロワッサン」というのがあって、きっと姫路の人なら気に入るはずよ!
地元の人におすすめを聞いて行き先を変えたり、たまには一日中ベッドで横になったり、自由気ままな旅を満喫しているの。日本のゲストハウスは、安くても綺麗なところが多いし、安全に眠れるから、貧乏旅でも楽しめるのがいいわね(笑)
Q.最後に一言どうぞ
旅を通して日本がもっともっと大好きになったわ。数年のうちに絶対また帰ってくるって心に決めたの!あなたたちに出会えたこともこの旅のハイライトよ。次は桜か紅葉の季節に訪れたいわね。でも、いつどこに行っても、最高の景色を見つけられる自信があるわ!
編集者のひとこと
ジブリグッズを身に付け、片手には抹茶アイス、もう片方には扇子…とすっかり日本人らしい2人。カメラで撮った写真を見せてもらうと、大きな松の木や星型のオクラが入ったお味噌汁など、彼女たちならではの視点で日本の日常が切り取られていました。SNS映えや流行に泳がされない“平凡を楽しむ姿勢”こそが、旅をより特別なものにしてくれるのかもしれませんね。